コード決済のau payではギガ活というのがあります。au payを一定金額使うと、KDDIがやっている格安SIMpovo2.0の通信容量をもらえます。最初だけエントリーが必要です。
最近これが拡大しており、
・500円で300MB 3日間 ローソンやドラッグストア
・2000円で1GB 7日間 スーパーやホームセンター
・7000円で3GB 30日間 オートバックスなど
https://povo.jp/spec/topping/data_program/というような形で店舗が増えています。
例えば8月15日にローソンで500円を払ったとすると、数日後に翌月末まで使える300MBのプロモコードが送られます。それをpovoのアプリで入力すると、入力してから4日後の24時まで300MBが新規に使えるようになります。
ローソンではこれまで、さまざまな還元の方法が言われてきましたが、こうした商品サービスを還元し始めると、計算は複雑になりそうです。
Povoは容量を買うことができ、1GB390円、3GB990円、20GB2700円、150GB12980円などと容量が大きくなるごとに値段が安くなります。ですので、ローソンの300MBが具体的にいくらに相当するかは、人によって違うと思われ、還元率の計算も複雑になったと思います。
これがスーパーで2000円使うと1GBなど、現実的に使えるものが増えていると感じます。
他にもいくつか特徴が垣間見えます。まず他社でもそうですが、一時期流行ったブランドプリペイドカードはあまり重要視されなくなっています。旧au walletマスタープリペイドカードはICチップすら付けていませんので、あまり力を入れる様子が伺えません。
次に、還元キャンペーンの中身が変貌してきていて
・他社にも交換できるポイント(特にLINEポイントなどソラチカを意識して飛行機に変えられるもの)
・値引き、キャッシュバック、自社で使えるもの(LINEポイントの変更やKyash、楽天Payのキャンペーン、メルペイなど)
・自社や他社の商品・サービス
などと流れてきていると感じます。
今回のpovo以外にも
・JR東日本のJREポイントで新幹線に乗車。1ポイントが1.2円相当と優遇されている
・タイムズのポイントはJALにも交換はできるが、タイムズカーシェアのチケットにも交換できる
・コカコーラの自販機であれば、アプリを使うと何本かに1本が無料になる
・出光のアプリでは、給油するごとにコンビニの商品をもらえるキャンペーンに応募できる
など、商品やサービスを還元するようになっております。
特に最後の出光では、ガソリンの給油をすると、他社の商品をもらえるという形態です。これはどちらかというと、他社が還元商品として出光に卸している形だと思われ、新しいタイプのビジネスだと思います。
このギガ活も、通信容量の分、ローソンがKDDIにお金を払っているわけで、新タイプのビジネスモデルになると思われます。
それと最後にこれはクレファンの趣旨からそれますが、この方法は携帯電話の通信料金を最安値にする方法の一部になっています。
povoは月額料金が無料で、トッピングを課金をする方式です。
過去180日にトッピングを何も買っていない、あるいは過去180日に通話料とSMSが660円に到達していないと、解約されることがあるそうです。
ですので、ギガ活をメインにして、通話だけを普通にして過ごすことも可能だと思われます。
このように、支払う方法によってポイントだけでなく、商品がもらえるとなると、決済の選択肢がかなり広くなりそうです。